同人誌ってなに? その1 【前提】

初めまして。
株式会社同人の代表取締役、オオマエです。

今回の記事から、同人誌というものを知らない方に向けて、
わかりやすい解説をお届けしていきたいと考えています。

初心者の方向けの記事にはなりますが、
これから弊社のサービスをご利用いただくうえで大切な内容ですので、
数回に分けて順次お知らせしてまいります。


同人誌は、個人や小さなグループが自由に創作・発表する自主制作本です。     
ジャンルは多岐にわたり、趣味と情熱が詰まった文化物です。
・主な形式:
 漫画・小説・評論・イラスト集など(広義には音楽やゲームなども含まれる)

  • 【同人誌と商業出版の違い】
同人誌商業出版
作り手個人・グループ(サークル)出版社・編集部
内容自由(創作・パロディもOK)市場性・法的規制を意識
販売経路即売会・ネットショップ等書店・電子書籍販売サイト

引用元:日テレNEWS https://news.ntv.co.jp/category/society/b8a30352716642b48f6e88fec0c335e9

  • 【言葉の定義】


・二次創作(にじそうさく)とは
二次創作とは、原典となる創作物を利用して、独自の漫画、小説、フィギュアやポスター、カードなどの派生作品を二次的に創出すること。特に本記事においては、商業漫画のキャラクターが原作と異なるストーリーで登場する創作を、原著者と無関係な個人が描くこと(二次創作同人誌)を指す。

・一次創作(いちじそうさく)とは
二次創作の対義語として、作家自らの発想と想像によって作られた作品・キャラクターなどを指す言葉。本資料においては、同人作家による「オリジナル原稿」や「原作なしの創作」と同義で使用する。

 一次創作二次創作
メリット・販売・頒布がしやすい。
・ジャンルや設定、テーマに自由度があり、商業や二次創作では 難しい尖った内容も作れる。
・既存のIPに左右されず、 成果物としてポートフォリオになる。
・マッチング率が高く、また依頼もされやすい。
・イメージの共有が容易であるため受託もされやすい。 作家の得意ジャンルが活きる。
・訴求力があり、読者となる ファン間で共感や熱量が高まる。
デメリット・権利関係の依存が依頼者(原作者)にも帰属する。(共著)
・参考にする資料がないので、クリエイター側の負担が大きい。
・キャラデザインや世界観設定段階から依頼者と構想を練る 必要があり、金額も期間も肥大化しやすい。
・法的グレーゾーンが存在する。
・【営利目的】への線引きの回答が必要。二次創作を斡旋する商用プラットフォームではない。
・公式ガイドライン次第で対応が変わり、運営側の一貫性が難しい。
・明確な運用ポリシー・利用規約・ジャンルガイドラインが不可欠。


・原則、弊社のサービスで出来上がる制作物は、利用者間の「自己責任での創作」。

・大前提として、弊社は出版社やアニメ会社の原作などの公式ガイドラインを絶対順守。

・しかし、弊社はサービスの安心を提供するのを第一価値とし、【金・法律・信頼の壁】に関するトラブルがあった際は、中立の立場から両者のサポートをする。

  • 【二次創作の著作権について(弊社の立場)】

「著作人格権」はすべてクリエイターに帰属(公表権・氏名表示権・同一性保持権)

 著作財産権は契約書次第(原則はクリエイター依存)
※複製権、公衆送信権、展示権、頒布権、譲渡権、貸与権、翻訳権、二次著作物の利用権など

  • 【一次創作の著作権について(弊社の立場)】

著作権は、原作者とイラストレーターの両者に帰属します
正確には、シナリオ部分とイラスト部分で権利が分かれており、
それぞれの権利者に著作権が帰属する形になります。

また、各種詳細な権利の取り扱いについては、
基本的に案件ごと・契約書の内容に依存します。

初期段階では、事例によってガイドラインのフォーマット整備が複雑になるため、
サービスの安定化(事例の蓄積)を進めながら、
正式に取り扱いを整備していく予定です。

今回は以上となります。
次回は、二次創作と一次創作の実例やその特徴についてご紹介させていただきます。

ご質問などございましたら、ぜひお問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

また、SNSにて弊社の最新情報を随時発信しておりますので、
ご興味がございましたら、ぜひ画面右上または下のバナーからご覧ください。

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